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<Author: 王昌齡>
<Title: 芙蓉樓送辛漸二首其一>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 芙蓉楼にて辛漸を送る　二首　其の一>
<BookPage: 162>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
寒雨連天夜入湖，
平明送客楚山孤。
洛陽親友如相問，
一片冰心在玉壺。
<End Poem>
<Translation>
寒々（さむざむ）と降（ふ）る冬（ふゆ）の雨（あめ）が、長江（ちょうこう）に降（ふ）り注（そそ）いで、その雨足（あまあし）が水面（すいめん）に連（つら）なって見（み）え、夜（よる）になるとそれが江水（こうすい）とともにこの鎮江（ちんこう）のあたり呉（くれ）の地方（ちほう）に流（なが）れ込（こ）んできた。夜明（よあ）け方（がた）に、旅立（たびだ）ってゆく友人（ゆうじん）辛漸（しんぜん）を見送（みおく）ると、ここ鎮江（ちんこう）の北方（ほっぽう）、楚（そ）の国（くに）の方角（ほうかく）にそびえる山（やま）が、ただ一（ひと）つ見（み）えている。

洛陽（らくよう）にいる親友（しんゆう）が、もし私（わたし）のことをたずねたら、ひとかけらの氷（こおり）が、白玉（はくぎょく）の壺（つぼ）のなかにあるような清（きよ）らかに澄（す）んだ心境（しんきょう）でいると答（こた）えてほしいものだ。
<End Translation>